#6ネタバレその7~走れ! 生還に向けて! の巻~
狐チームを最初から「ノート」で導いてきた少年、
蜘蛛の妖怪がかつて愛した男の遠い子孫。
五斗長垣内の遺体が、死者の長によって運ばれます。
「決して手を触れるな……」
言って布を外したかと思うと、
「べっちゃなーーーーーーい」
と、死者ズがふっとんでいきます。
どうやら特別な結界が発生して、この部屋から出ることも、入ることも、できなくなってしまったようです。狐の妖怪も、探していた坊ちゃんの遺体が見つかったにもかかわらず、何が起きているか分からなくて奥の部屋できょろきょろしています。
坊ちゃんの死体は、ノートの最後の一ページを持っていました。


最後の蜘蛛の脚は、封じられた闇の穴に指をさし、光を取り戻すと見つかる。
ここから出ていくには、皆さんの頭を使います……。

「頭を使う」のほうが、皆さん簡単に解けたようです。
最初もしりとりで使ったもんね。
名前の頭を取っていくと、「さかおはしれ」「ふりかえるな」というメッセージが出てきます。
坂……

宝箱が置いてあった場所、確かに、坂になっていました……。
しかし、今はまだ部屋の外に出ることができません。
最後の脚が見つかるまで、ここは結界に閉ざされているのです。
さあ、最後の脚を見つけるための、「封じられた闇の穴」とは?
真っ先に目が行くのは、あちこちに貼ってある「触ってはいけない場所」の札ですが……
たくさんあるし、別におかしなところもない。


時間は刻一刻と迫ってきます。
闇? 穴?

死者は言います、「読むのではなく、よく見ろ!」
見ましょう。

これ! 「封」ではありません!!
無数に貼ってある「封」のお札の中に、一枚だけこのノートの通りのお札があります。

すぐ傍に穴が開いています。指をさすと光が見えます。光を取り戻すべく、さらに引っ張ると……
闇の奥から、最後の脚が出てきます。
その途端、結界が解け、二匹の妖怪が同時に部屋に踏み込んできます!
「坊ちゃん!」
垣内の死体にすがりつく狐。悲しい再会です。
「……あかん、遅すぎたか……。いや、まだ間に合うはずや……」
死んだ主を何とか取り戻そうと、必死の狐。
そこに蜘蛛が近づいてきます。
「諦め。死んだもんは生き返らへん」

狐は蜘蛛を睨み付けます。
「きさま、あの時の蜘蛛! よくもあたしの主人を、こないな姿に!」
狐は、蜘蛛が五斗長家を未だ祟って、末裔である坊ちゃんを殺したと思い込んでいます。実際には彼は、山で遭難して衰弱死したと、ノートに書いてありました。
その誤解を知ってか知らずか、蜘蛛はあくまでつっぱねます。
「何のことか分からんなぁ」
そして人間たちに向かってこう言います。
「その脚をくれへんか。それでしまいや。それをくれたら、無事、現世へ返したる」
さて、ここまで無事蜘蛛の脚を見つけ、すべて蜘蛛へ渡してきた人間たち。
最初の取り決めでは、妖力の源であるすべての脚が揃ったら、地上へ返してくれるという約束でした。
しかしここで狐が顔色を変えます。
「ちょお待って。あんたら、こいつの仲間なん? ……その脚の妖力があれば、坊ちゃんの魂を呼び戻せる。後生や。その脚を私に下さい!」
ここで、究極の選択が待っていました。
かたや、罪のない幼い主人の黄泉返りを望む狐。
かたや、その先祖にかつて殺されて怨嗟を抱く蜘蛛。
そして迫りくる制限時間の波!
結論から言いましょう。
たとえどちらの妖怪を選んでも、そのためにゲームオーバーになるということはありませんでした。
蜘蛛を選べば「この勾玉を持っていけば、現世につながるはず」と、あの勾玉をくれます。
狐を選んでも、「坊ちゃんは、皆さんを助けようとしてました。私がみなさんを助けなかったら、坊ちゃんに叱られてしまいます」と、主を生き返らせるのを諦めて、その妖力を皆さんを生還させるために使ってくれます。
そして、どちらを選んだ場合でも、選ばれなかったほうはただでは治まりません。
残る妖力のすべてを振り絞って、皆さんに襲いかかってきます!
「許さへんで……裏切者!」
脚をもらった方の妖怪が加勢してくれます。
「ここは私に任せて、早う行き!」
この直後から!
死者の国から生者たちを逃がすまいと、すべての白装束の死者たちが追いすがってきます!
走れ! 坂を走れ! 絶対に振り返るな!!
そして、この最後の坂を、振り返らずに最後まで走り抜けることのできた人が脱出成功者です。
振り返った人はどうなったか?
死にます。
実は個人戦だったのでした。
坂のてっぺんに着くと、最初にツアーを引率していた宿屋が、心配顔をして皆さんを出迎えます。
「お客さん! よかった、戻ってきた!」
狐を選んでいた場合、宿屋は自分が垣内の姉であることを明かします。
「以前、弟がこの山で行方不明になりまして……まだ見つかっていないんです。
迎えの狐……コホン、失礼、迎えの者をやったんですが、それも戻って来ず。
まさか皆さんも同じように……と思っていたんですが、本当に無事でよかった。
あいつらがみなさんを無事に返してくれたんですね」
と語ります。
蜘蛛を選んでいた場合、宿屋は脱出者が持っている勾玉をみつけ、
「実は私も、生まれた時にこれを握っていたんですよ」と話します。
「私のひいじいさんもそうで……生まれ変わりだなんて言われてね。
この勾玉は地上に二つ揃うことはないと言われていたんですが、それがあるということは、
私も前世からずっと探していた大切な人の魂と、もうすぐ巡り合えるのかもしれませんね」
と、語るというエンディングでした。
もし振り返った人がいた場合、
「あれ? 一人減ってませんか?」とか言われます。
その人の代わりに白装束の死者が混ざっていたりする、ホラーエンドでした。
以上、なかだるみもはさみましたが
第七弾公演「黄泉比良坂妖奇譚」、
全謎の解説終了でございます。
とはいえ……
実は、ほんのちょっぴり、エクストラステージがございました。
「鬼灯」の説明文が入っている箱の底が二重になっていまして、
その中にこんなものが隠されていたのです。

この「珍しい西洋の舞」を死者に見せますと、
「漢字カード」を二枚余分にくれました。
これで全二十枚のカードがコンプリートします。
また、途中で手に入る鬼灯の狐火で、「惑乱」の術型を照らすと……

こういう指示がありました。
二十枚すべてのカードを使うと、
「疑心暗鬼」「神出鬼没」「天地神明」「天変地異」「弱肉強食」「酒池肉林」「心神耗弱」の
七つの四字熟語を作ることが出来ます。
それで死者をぐるぐると七回まわしますと、
あまりの回転に死者が一時的に、過去の記憶を取り戻します。
かつて手を取り合って逃げ、ここで殺された二人。
女は蜘蛛の妖怪に変化しました。
では男はどうなったのか?
死者の巻物にありました。
黄泉比良坂では、死骸が年月を経ると、起き上がって番人になることがある……と。
つまり、ここで死んだ人間がいた場合、
その死体が起き上がって、あの「死者」として動き回っているわけです。
ここで死んだ人間。
女は妖怪になり、そして男は、色つきの衣をまとう「死者の頭」になったのでした。
巻物にはこうも書いてありました。
死者の頭は、草花、宝玉、死骸などを拾い隠す……と。
蜘蛛が「ここでなくした」と言っていた勾玉、
また狐が安置したはずなのに無くなっていた垣内の死体は、
この死者が拾って隠したものでした。
動く死体に過ぎない「死者」も
脳のどこかにこびりついた記憶によって、自分に縁のあるものを集めていたのでしょう。
自分を殺した狐の妖力のこもった「鬼灯」、
自分と逃げた女と分け合った「勾玉」を
同じ宝箱に隠して鍵をかけたのも、この男の仕業なのでした。
といったようなことを、七回まわった「死者」は思い出し、
自分の身分について語り、明かし、
そして最後には「あいつの誠意に応えてくれ」と頭を下げます。
実際にこの「昔語り」をゲーム中に発動したチームは1チームだけでしたが
(目が回って大変でしたが)
まさか誰も見つけるまい! と思っていたので、たいへんびびりました。
次回からはもっと難しくしなくっちゃ。
それではみなさま、
長らくのお付き合い、お疲れ様でございました。
また来年、次の機会に、淡路島でお会いしましょう。
それではよいお年を!
あめ
蜘蛛の妖怪がかつて愛した男の遠い子孫。
五斗長垣内の遺体が、死者の長によって運ばれます。
「決して手を触れるな……」
言って布を外したかと思うと、
「べっちゃなーーーーーーい」
と、死者ズがふっとんでいきます。
どうやら特別な結界が発生して、この部屋から出ることも、入ることも、できなくなってしまったようです。狐の妖怪も、探していた坊ちゃんの遺体が見つかったにもかかわらず、何が起きているか分からなくて奥の部屋できょろきょろしています。
坊ちゃんの死体は、ノートの最後の一ページを持っていました。


最後の蜘蛛の脚は、封じられた闇の穴に指をさし、光を取り戻すと見つかる。
ここから出ていくには、皆さんの頭を使います……。

「頭を使う」のほうが、皆さん簡単に解けたようです。
最初もしりとりで使ったもんね。
名前の頭を取っていくと、「さかおはしれ」「ふりかえるな」というメッセージが出てきます。
坂……

宝箱が置いてあった場所、確かに、坂になっていました……。
しかし、今はまだ部屋の外に出ることができません。
最後の脚が見つかるまで、ここは結界に閉ざされているのです。
さあ、最後の脚を見つけるための、「封じられた闇の穴」とは?
真っ先に目が行くのは、あちこちに貼ってある「触ってはいけない場所」の札ですが……
たくさんあるし、別におかしなところもない。


時間は刻一刻と迫ってきます。
闇? 穴?

死者は言います、「読むのではなく、よく見ろ!」
見ましょう。

これ! 「封」ではありません!!
無数に貼ってある「封」のお札の中に、一枚だけこのノートの通りのお札があります。

すぐ傍に穴が開いています。指をさすと光が見えます。光を取り戻すべく、さらに引っ張ると……
闇の奥から、最後の脚が出てきます。
その途端、結界が解け、二匹の妖怪が同時に部屋に踏み込んできます!
「坊ちゃん!」
垣内の死体にすがりつく狐。悲しい再会です。
「……あかん、遅すぎたか……。いや、まだ間に合うはずや……」
死んだ主を何とか取り戻そうと、必死の狐。
そこに蜘蛛が近づいてきます。
「諦め。死んだもんは生き返らへん」

狐は蜘蛛を睨み付けます。
「きさま、あの時の蜘蛛! よくもあたしの主人を、こないな姿に!」
狐は、蜘蛛が五斗長家を未だ祟って、末裔である坊ちゃんを殺したと思い込んでいます。実際には彼は、山で遭難して衰弱死したと、ノートに書いてありました。
その誤解を知ってか知らずか、蜘蛛はあくまでつっぱねます。
「何のことか分からんなぁ」
そして人間たちに向かってこう言います。
「その脚をくれへんか。それでしまいや。それをくれたら、無事、現世へ返したる」
さて、ここまで無事蜘蛛の脚を見つけ、すべて蜘蛛へ渡してきた人間たち。
最初の取り決めでは、妖力の源であるすべての脚が揃ったら、地上へ返してくれるという約束でした。
しかしここで狐が顔色を変えます。
「ちょお待って。あんたら、こいつの仲間なん? ……その脚の妖力があれば、坊ちゃんの魂を呼び戻せる。後生や。その脚を私に下さい!」
ここで、究極の選択が待っていました。
かたや、罪のない幼い主人の黄泉返りを望む狐。
かたや、その先祖にかつて殺されて怨嗟を抱く蜘蛛。
そして迫りくる制限時間の波!
結論から言いましょう。
たとえどちらの妖怪を選んでも、そのためにゲームオーバーになるということはありませんでした。
蜘蛛を選べば「この勾玉を持っていけば、現世につながるはず」と、あの勾玉をくれます。
狐を選んでも、「坊ちゃんは、皆さんを助けようとしてました。私がみなさんを助けなかったら、坊ちゃんに叱られてしまいます」と、主を生き返らせるのを諦めて、その妖力を皆さんを生還させるために使ってくれます。
そして、どちらを選んだ場合でも、選ばれなかったほうはただでは治まりません。
残る妖力のすべてを振り絞って、皆さんに襲いかかってきます!
「許さへんで……裏切者!」
脚をもらった方の妖怪が加勢してくれます。
「ここは私に任せて、早う行き!」
この直後から!
死者の国から生者たちを逃がすまいと、すべての白装束の死者たちが追いすがってきます!
走れ! 坂を走れ! 絶対に振り返るな!!
そして、この最後の坂を、振り返らずに最後まで走り抜けることのできた人が脱出成功者です。
振り返った人はどうなったか?
死にます。
実は個人戦だったのでした。
坂のてっぺんに着くと、最初にツアーを引率していた宿屋が、心配顔をして皆さんを出迎えます。
「お客さん! よかった、戻ってきた!」
狐を選んでいた場合、宿屋は自分が垣内の姉であることを明かします。
「以前、弟がこの山で行方不明になりまして……まだ見つかっていないんです。
迎えの狐……コホン、失礼、迎えの者をやったんですが、それも戻って来ず。
まさか皆さんも同じように……と思っていたんですが、本当に無事でよかった。
あいつらがみなさんを無事に返してくれたんですね」
と語ります。
蜘蛛を選んでいた場合、宿屋は脱出者が持っている勾玉をみつけ、
「実は私も、生まれた時にこれを握っていたんですよ」と話します。
「私のひいじいさんもそうで……生まれ変わりだなんて言われてね。
この勾玉は地上に二つ揃うことはないと言われていたんですが、それがあるということは、
私も前世からずっと探していた大切な人の魂と、もうすぐ巡り合えるのかもしれませんね」
と、語るというエンディングでした。
もし振り返った人がいた場合、
「あれ? 一人減ってませんか?」とか言われます。
その人の代わりに白装束の死者が混ざっていたりする、ホラーエンドでした。
以上、なかだるみもはさみましたが
第七弾公演「黄泉比良坂妖奇譚」、
全謎の解説終了でございます。
とはいえ……
実は、ほんのちょっぴり、エクストラステージがございました。
「鬼灯」の説明文が入っている箱の底が二重になっていまして、
その中にこんなものが隠されていたのです。

この「珍しい西洋の舞」を死者に見せますと、
「漢字カード」を二枚余分にくれました。
これで全二十枚のカードがコンプリートします。
また、途中で手に入る鬼灯の狐火で、「惑乱」の術型を照らすと……

こういう指示がありました。
二十枚すべてのカードを使うと、
「疑心暗鬼」「神出鬼没」「天地神明」「天変地異」「弱肉強食」「酒池肉林」「心神耗弱」の
七つの四字熟語を作ることが出来ます。
それで死者をぐるぐると七回まわしますと、
あまりの回転に死者が一時的に、過去の記憶を取り戻します。
かつて手を取り合って逃げ、ここで殺された二人。
女は蜘蛛の妖怪に変化しました。
では男はどうなったのか?
死者の巻物にありました。
黄泉比良坂では、死骸が年月を経ると、起き上がって番人になることがある……と。
つまり、ここで死んだ人間がいた場合、
その死体が起き上がって、あの「死者」として動き回っているわけです。
ここで死んだ人間。
女は妖怪になり、そして男は、色つきの衣をまとう「死者の頭」になったのでした。
巻物にはこうも書いてありました。
死者の頭は、草花、宝玉、死骸などを拾い隠す……と。
蜘蛛が「ここでなくした」と言っていた勾玉、
また狐が安置したはずなのに無くなっていた垣内の死体は、
この死者が拾って隠したものでした。
動く死体に過ぎない「死者」も
脳のどこかにこびりついた記憶によって、自分に縁のあるものを集めていたのでしょう。
自分を殺した狐の妖力のこもった「鬼灯」、
自分と逃げた女と分け合った「勾玉」を
同じ宝箱に隠して鍵をかけたのも、この男の仕業なのでした。
といったようなことを、七回まわった「死者」は思い出し、
自分の身分について語り、明かし、
そして最後には「あいつの誠意に応えてくれ」と頭を下げます。
実際にこの「昔語り」をゲーム中に発動したチームは1チームだけでしたが
(目が回って大変でしたが)
まさか誰も見つけるまい! と思っていたので、たいへんびびりました。
次回からはもっと難しくしなくっちゃ。
それではみなさま、
長らくのお付き合い、お疲れ様でございました。
また来年、次の機会に、淡路島でお会いしましょう。
それではよいお年を!
あめ
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#6ネタバレその6~彼女たちの事情の巻~
つづく、と書いてからはや一ヶ月以上、
みなさまご機嫌いかがですか。おおみそかです。おおみそっかすです。ごめんなさい。
なんかちょっといい具合の写真が見つからなくって! 動画からキャプチャしようとおもっているうちに!
こんな日になってしまったよね!
しかたないので写真の件は反省という名の明日への糧としまして、
画像イメージは皆さまの想像力に頼ることとしまして、
ネタバレを何とか完遂したいと思います! ごごごごごごめんなさい!!
さて、宝箱をあけますと、
中からはアイテムが二点出て来ます。
ひとつは赤い「鬼灯(ほおずき)」。もう一つはメノウ色をした「勾玉」。


(写真がないので「鬼灯」の説明書きをのせてごまかすこころみ)
鬼灯に関しては、さっきもらった「姉からの手紙」に、
狐の妖力が込めてある、と書いてあります。
これを狐に渡すと、
狐が突然、今まで引きこもっていた笹の座から飛び出してきまして……
「ない! 坊ちゃんの身体がない!
たしかにここに遺体を安置したのに!」
自分は主人である「坊ちゃん」こと五斗長垣内が死んでいるのをここで見つけ、
その魂を呼び戻して生き返らせようとしていたのだ、と語ります。
「皆さんお願いです、主人のからだを探して下さい!」
と狐は訴え、鬼灯に青白い狐火をともして、皆さんに渡してくれます。
この狐火を、さっき手紙と一緒にもらったお札にかざしますと……


文字が浮かび上がります!
垣内君の荷物の中にあった、霊験あらたかな清水を、小学生書道セットの筆に含ませると
あら不思議。お札に正しい文字を書き込むことが出来ます!

さて、この札の使い方は簡単……
「利き手の人差し指と中指で挟み、
『汝、冥府(めいふ)よりいでし亡者(もうじゃ)、我(わ)が命(めい)に従え』
と言いながら、威厳(いげん)を持って腕を前に突き出します。」
威厳をもって。
威厳をもって。
ここで中二力が足りないと、何度もダメ出しをされることになります!!
姉からの手紙には「探し物をさせるのに使うといい」と書いてあります。
無事死者に「垣内の遺体を探せ」という命令を下すことができると、ちょっと待つように言われます。
死者が探し物をしてくれてる間に、ほかのことを片付けましょう。
さっき宝箱からもう一つ手に入った勾玉がありました。
そういえば、蜘蛛の妖怪は「探しものをしている」と言ってましたね。
巻物にも「一対の勾玉を持って逃げた」と書いてありました。
蜘蛛に見せてみましょう。
すると蜘蛛は、「これを探してたんや!」と叫んで、喜んで受け取ってくれます。
蜘蛛の話はこうでした。
巻物にもある通り、蜘蛛はもともとは人間の女でした。
垣内の御先祖様にあたる男と恋に落ち、結婚を反対され、
この山の中で追い付かれ、今も昔も五斗長家のしもべである妖狐によって殺された……
その怨念やまず、ここで妖怪に化身しました。
その時に約束のあかしとして男に渡されたのが、この勾玉だったのです。
「これさえ持ってれば、きっと夫が見つけてくれる。
ずうっと見つからんかったのに、あんたら、よう見つけてくれたなぁ。ほんまにありがとう……」
あとは最後の脚さえあれば、と蜘蛛は肩を落とします。
さて、このあたりで死者が声をあげますよ。
「探し物を見つけた。五斗長垣内の死体だ!」
全員中央の部屋に集められます。
多分次こそ終わりです! つまりまだ続く!
みなさまご機嫌いかがですか。おおみそかです。おおみそっかすです。ごめんなさい。
なんかちょっといい具合の写真が見つからなくって! 動画からキャプチャしようとおもっているうちに!
こんな日になってしまったよね!
しかたないので写真の件は反省という名の明日への糧としまして、
画像イメージは皆さまの想像力に頼ることとしまして、
ネタバレを何とか完遂したいと思います! ごごごごごごめんなさい!!
さて、宝箱をあけますと、
中からはアイテムが二点出て来ます。
ひとつは赤い「鬼灯(ほおずき)」。もう一つはメノウ色をした「勾玉」。


(写真がないので「鬼灯」の説明書きをのせてごまかすこころみ)
鬼灯に関しては、さっきもらった「姉からの手紙」に、
狐の妖力が込めてある、と書いてあります。
これを狐に渡すと、
狐が突然、今まで引きこもっていた笹の座から飛び出してきまして……
「ない! 坊ちゃんの身体がない!
たしかにここに遺体を安置したのに!」
自分は主人である「坊ちゃん」こと五斗長垣内が死んでいるのをここで見つけ、
その魂を呼び戻して生き返らせようとしていたのだ、と語ります。
「皆さんお願いです、主人のからだを探して下さい!」
と狐は訴え、鬼灯に青白い狐火をともして、皆さんに渡してくれます。
この狐火を、さっき手紙と一緒にもらったお札にかざしますと……


文字が浮かび上がります!
垣内君の荷物の中にあった、霊験あらたかな清水を、小学生書道セットの筆に含ませると
あら不思議。お札に正しい文字を書き込むことが出来ます!

さて、この札の使い方は簡単……
「利き手の人差し指と中指で挟み、
『汝、冥府(めいふ)よりいでし亡者(もうじゃ)、我(わ)が命(めい)に従え』
と言いながら、威厳(いげん)を持って腕を前に突き出します。」
威厳をもって。
威厳をもって。
ここで中二力が足りないと、何度もダメ出しをされることになります!!
姉からの手紙には「探し物をさせるのに使うといい」と書いてあります。
無事死者に「垣内の遺体を探せ」という命令を下すことができると、ちょっと待つように言われます。
死者が探し物をしてくれてる間に、ほかのことを片付けましょう。
さっき宝箱からもう一つ手に入った勾玉がありました。
そういえば、蜘蛛の妖怪は「探しものをしている」と言ってましたね。
巻物にも「一対の勾玉を持って逃げた」と書いてありました。
蜘蛛に見せてみましょう。
すると蜘蛛は、「これを探してたんや!」と叫んで、喜んで受け取ってくれます。
蜘蛛の話はこうでした。
巻物にもある通り、蜘蛛はもともとは人間の女でした。
垣内の御先祖様にあたる男と恋に落ち、結婚を反対され、
この山の中で追い付かれ、今も昔も五斗長家のしもべである妖狐によって殺された……
その怨念やまず、ここで妖怪に化身しました。
その時に約束のあかしとして男に渡されたのが、この勾玉だったのです。
「これさえ持ってれば、きっと夫が見つけてくれる。
ずうっと見つからんかったのに、あんたら、よう見つけてくれたなぁ。ほんまにありがとう……」
あとは最後の脚さえあれば、と蜘蛛は肩を落とします。
さて、このあたりで死者が声をあげますよ。
「探し物を見つけた。五斗長垣内の死体だ!」
全員中央の部屋に集められます。
多分次こそ終わりです! つまりまだ続く!