『赤き晩餐に魔女は笑う』 おさらい3。
以下の記事はおさらい・その2の続きです。読んでいない方は、そちらを先にご覧ください。
さて、ずいぶん間が開いてしまいました。理知担当:雨です。
前回の最後に提示した謎。
「KILLの血文字」
そして、「井戸の底の女性が書き遺したらしい、『the note』の血文字」。
壁から下へと垂れていく血の跡は、井戸の底の女性のところまで続いています。
どうやらこの「KILL」は、殺された女性が書いたらしい。
「KILL the note?」
直訳すれば「ノートを殺せ」。しかし、ノートは殺せません。アナグラム? 別の読み方が?
「LL」の、下に引っ張られた部分まで文字と思えば、「K177」と読めなくもない。
この「ダイイングメッセージ」をめぐって巻き起こった論争は実に熱く、楽しいものでした。
「殺される人物がその直前に『KILL』なんて書くか? 変だろう」
「死ぬ直前に書き遺すとしたら何?」
「そりゃ、犯人の名前でしょう」
「そうか、じゃああのメイドさんの名前は『キルちゃん』だな!!」
「そうかキルちゃんか! って、それが分かったからってどうなんよ」
「ポーカーフェイスで」と演技指導していたはずの進行役のゾンビメイド、ここでツボに入ってしばらく壁を向いて肩を震わせていました。……このあと、スタッフ間でも「キルちゃん」と呼び習わされるようになったことは秘密。
さて、午前の部の方々は、早々にこの謎を解くヒントを見つけていました。
これです。

「KISS?」と、一目見て思った方が大半。
もうお分かりですね。

この壁の血文字こそが、「KISS」と読まれるべきメッセージでした。
つないで読むと、「KISS the note」。
そして、「the note」――「僕の手帳」の裏表紙には、赤い丸印と「← Do here」の書き込み。
赤い丸印に参加者の誰かがキスすると、部屋にいるゾンビメイドが首から提げていた鍵を渡してくれます。
蝶のストラップのついたこの鍵を、同じ蝶のついている宝箱の錠前に使います。すると、中からビンに入った「水」が出てきます。
ここで、必要なアイテムはほぼ出そろいます。
宝箱から出てきた「紙ナプキン」。
メイドの鍵で手に入れた「水のビン」。
「黒い菱形」の裏の「贈り物」を使うと出現する、ワインボトル。

実はこのボトル、ラベルもぷりんちゃんの手作りで、
よく読むと「Ma jogorossi」とつづられています。
イタリア語風にしてみたんですが、まんま「魔女殺し」と読める酒だったのです。
どうだ、誰も気づいてなかっただろう。(……寂)
そして最後の謎。
壁に掲げられた四枚の絵画のうちの最後の一枚には、
全員がマントを掲げて隠れ、呪文を唱えている図案がありました。
今までの経験上、その図案の通りにすればイベントが進むのは分かっているのですが、
肝心の呪文が、血で塗りつぶされていて読めない。
ここまで来たらあと一歩、です。
宝箱から出てきた紙ナプキンをボトルの水で濡らし、血をふき取ります。
そうすると、汚れの下から呪文が。
花瓶に偽装されていたワイングラスにワインを注ぎ、
絵の通りにスタンバイして、
呪文をみんなで唱えれば、ゲームはラストシーンへ突入します。
魔女が登場し、首尾よく眠るまでマントの影に隠れていて……、
魔女が眠ったら、勇気を出して、近寄る!!
魔女がネックレスのように首から提げている、最後の鍵。
金色の蜘蛛の装飾のついたそれに、参加者の誰かが触ることができた瞬間に、
ゲームはクリアとなります。
いやもう、拍手、拍手。
皆さん実に真剣に、楽しんで、熱中してゲームに参加してくださったおかげで
僕らもとても濃密な時間を過ごすことが出来ました。
すごく楽しかった。
さて、
実はAMG(アワジシマ・ミステリー・ゲームジッコウイインカイ)では、
『赤き晩餐に魔女は笑う』に次ぐ、第二回のイベント開催を企画中であります。
これからぼちぼちそちらについてもご報告しつつ、
あと一回か二回くらい、『赤き~』のネタで書くかもしれません。
迷推理とか名推理とか小ネタとか、いっぱいあったわけなんだよ……。
また長くなってしまった。
とりあえず本日はこれにて。
さて、ずいぶん間が開いてしまいました。理知担当:雨です。
前回の最後に提示した謎。
「KILLの血文字」
そして、「井戸の底の女性が書き遺したらしい、『the note』の血文字」。
壁から下へと垂れていく血の跡は、井戸の底の女性のところまで続いています。
どうやらこの「KILL」は、殺された女性が書いたらしい。
「KILL the note?」
直訳すれば「ノートを殺せ」。しかし、ノートは殺せません。アナグラム? 別の読み方が?
「LL」の、下に引っ張られた部分まで文字と思えば、「K177」と読めなくもない。
この「ダイイングメッセージ」をめぐって巻き起こった論争は実に熱く、楽しいものでした。
「殺される人物がその直前に『KILL』なんて書くか? 変だろう」
「死ぬ直前に書き遺すとしたら何?」
「そりゃ、犯人の名前でしょう」
「そうか、じゃああのメイドさんの名前は『キルちゃん』だな!!」
「そうかキルちゃんか! って、それが分かったからってどうなんよ」
「ポーカーフェイスで」と演技指導していたはずの進行役のゾンビメイド、ここでツボに入ってしばらく壁を向いて肩を震わせていました。……このあと、スタッフ間でも「キルちゃん」と呼び習わされるようになったことは秘密。
さて、午前の部の方々は、早々にこの謎を解くヒントを見つけていました。
これです。

「KISS?」と、一目見て思った方が大半。
もうお分かりですね。

この壁の血文字こそが、「KISS」と読まれるべきメッセージでした。
つないで読むと、「KISS the note」。
そして、「the note」――「僕の手帳」の裏表紙には、赤い丸印と「← Do here」の書き込み。
赤い丸印に参加者の誰かがキスすると、部屋にいるゾンビメイドが首から提げていた鍵を渡してくれます。
蝶のストラップのついたこの鍵を、同じ蝶のついている宝箱の錠前に使います。すると、中からビンに入った「水」が出てきます。
ここで、必要なアイテムはほぼ出そろいます。
宝箱から出てきた「紙ナプキン」。
メイドの鍵で手に入れた「水のビン」。
「黒い菱形」の裏の「贈り物」を使うと出現する、ワインボトル。

実はこのボトル、ラベルもぷりんちゃんの手作りで、
よく読むと「Ma jogorossi」とつづられています。
イタリア語風にしてみたんですが、まんま「魔女殺し」と読める酒だったのです。
どうだ、誰も気づいてなかっただろう。(……寂)
そして最後の謎。
壁に掲げられた四枚の絵画のうちの最後の一枚には、
全員がマントを掲げて隠れ、呪文を唱えている図案がありました。
今までの経験上、その図案の通りにすればイベントが進むのは分かっているのですが、
肝心の呪文が、血で塗りつぶされていて読めない。
ここまで来たらあと一歩、です。
宝箱から出てきた紙ナプキンをボトルの水で濡らし、血をふき取ります。
そうすると、汚れの下から呪文が。
花瓶に偽装されていたワイングラスにワインを注ぎ、
絵の通りにスタンバイして、
呪文をみんなで唱えれば、ゲームはラストシーンへ突入します。
魔女が登場し、首尾よく眠るまでマントの影に隠れていて……、
魔女が眠ったら、勇気を出して、近寄る!!
魔女がネックレスのように首から提げている、最後の鍵。
金色の蜘蛛の装飾のついたそれに、参加者の誰かが触ることができた瞬間に、
ゲームはクリアとなります。
いやもう、拍手、拍手。
皆さん実に真剣に、楽しんで、熱中してゲームに参加してくださったおかげで
僕らもとても濃密な時間を過ごすことが出来ました。
すごく楽しかった。
さて、
実はAMG(アワジシマ・ミステリー・ゲームジッコウイインカイ)では、
『赤き晩餐に魔女は笑う』に次ぐ、第二回のイベント開催を企画中であります。
これからぼちぼちそちらについてもご報告しつつ、
あと一回か二回くらい、『赤き~』のネタで書くかもしれません。
迷推理とか名推理とか小ネタとか、いっぱいあったわけなんだよ……。
また長くなってしまった。
とりあえず本日はこれにて。
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『赤き晩餐に魔女は笑う』おさらい 2
この記事はこちらの続きです。先に「おさらい 1」をお読み下さい。
こんばんは、理知担当の雨です。
台風がらみの雨が続きますね。僕はこんな名前にも関わらず、雨の日は眠いので苦手です。嵐生まれなんだけれどね。
さて、手帳の破れたページを探すと、以下のようなことが分かります。
・最後の鍵はこの部屋の中にはない。魔女が持っている。
・魔女を呼び出すには、呪文が必要だ。
・魔女は酔うと眠る体質のようだ。そのため、この部屋には強い酒は見当たらないようだが・・・
そして、手帳の最後のページはこのようになっています。

・魔女は、僕たちの姿を見るだけで、僕たちを殺すことができる。
魔女に見られないようにするためには、
姿を隠すための「 」が必要だ。
それはこの「 」
目印は、「 」
という感じで破られていて、この時点では読むことができません。
それらの情報をつなぎ合わせていくと、
どうやら、「どうにかして姿を見られないようにした後、
呪文を使って魔女を呼び出し、
酒で酔わせて眠っている間に、鍵を奪えばいい」
ということが分かってきます・・・
室内には、ほかにも何やら意味深な絵などが。

「絵画」の謎を解くと、少しずつイベントが進んで、様々なアイテムが手に入ります。
四枚の「絵画」の謎は、
参加者同士が協力しないと先へ進めないように、いろいろ条件がついていました。
初対面の人同士ですから、連携プレーを楽しんでもらえるかどうか心配だったのですが、
中盤以降の一致団結力は、相当なものがありましたね。
ばらばらだった情報が、皆さんの工夫や推理によってどんどん結び付けられていき、
誰かのアイディアに誰かの観察が加わって、別の誰かの電撃的なひらめきになり、
それに皆さんが動かされて、さらに物語が進んでいく……、
目の前で展開していく生のドラマを、現場監督として鑑賞できた僕こそが、
もっとも贅沢な経験をさせていただいていたのかもしれません。
楽しかったよね!(キリッ)
手帳の最後のページは、ひとつめの「絵画」の謎を解くと進める、
奥の部屋の中の死体が握っていました。
死体の写真は差し控えましょう。
アワジックホラーの本領発揮というべき作品で、
実にリアルな肉塊であったことは皆様の記憶にも鮮明なはずであります。
手帳の最後のページに、死体が握っていた紙切れをつき合わせると、
「魔女に見られないためには、姿を隠すための魔法のマントが必要だ」
という内容が書かれているのが分かります。
「目印は、魔女の天敵である蜂のマーク」。
室内をよく探すと、部屋の真ん中にどどんと置いてあるテーブルに、
ひろびろと掲げてある黒いテーブルクロスの端に、その目印が見つかります。
最重要アイテムは、最初から目の前にあったわけです。
ちなみに、手帳の裏表紙は、

このようになっています。
この謎を解くと、呪文を手に入れるための重要なアイテムが手に入ります。
では、特に午後の部の皆さんが最後まで手こずった謎を提示して、今日はここまでとしましょう。

手帳のページの中に、
「さっき落とし穴に落とされた若い女は、何かに気付いた様子だった。
話を聞く間もなく、やられてしまったけど……」
というメモがあります。
落とし穴の中を覗き込んで、よーくよーく目をこらすと、
中で倒れている女性の手元に、彼女が書き遺したらしい、
「the note」という血文字が見えます。
さて、
これはいったい何を意味するのか。
この謎は難易度が高く、
12月のプレ・イベントの時は、この謎のせいでゲームオーバーとなったと言っても
過言ではなかったとおもいます。
そのためヒントを新たに増やして配置したのですが、
午後の部の方はそれに気づくのが遅れたせいで、
実に多様な名推理と迷推理が生まれましたね!
答を知っている僕さえ、拍手したい気持ちを抑えるのが大変なくらい、
実に白熱した、密度の濃いラスト十分でした。
参加していない、この謎の答えをまだ知らない皆さん、
是非ノーヒントで、この謎を解いてみてください。
(・・・とは言え、ここまででも12月よりはヒントが増えているよね・・・)
ずいぶん長くなってしまいました。
それでは、またそのうち。
(理知担当:雨)
こんばんは、理知担当の雨です。
台風がらみの雨が続きますね。僕はこんな名前にも関わらず、雨の日は眠いので苦手です。嵐生まれなんだけれどね。
さて、手帳の破れたページを探すと、以下のようなことが分かります。
・最後の鍵はこの部屋の中にはない。魔女が持っている。
・魔女を呼び出すには、呪文が必要だ。
・魔女は酔うと眠る体質のようだ。そのため、この部屋には強い酒は見当たらないようだが・・・
そして、手帳の最後のページはこのようになっています。

・魔女は、僕たちの姿を見るだけで、僕たちを殺すことができる。
魔女に見られないようにするためには、
姿を隠すための「 」が必要だ。
それはこの「 」
目印は、「 」
という感じで破られていて、この時点では読むことができません。
それらの情報をつなぎ合わせていくと、
どうやら、「どうにかして姿を見られないようにした後、
呪文を使って魔女を呼び出し、
酒で酔わせて眠っている間に、鍵を奪えばいい」
ということが分かってきます・・・
室内には、ほかにも何やら意味深な絵などが。


「絵画」の謎を解くと、少しずつイベントが進んで、様々なアイテムが手に入ります。
四枚の「絵画」の謎は、
参加者同士が協力しないと先へ進めないように、いろいろ条件がついていました。
初対面の人同士ですから、連携プレーを楽しんでもらえるかどうか心配だったのですが、
中盤以降の一致団結力は、相当なものがありましたね。
ばらばらだった情報が、皆さんの工夫や推理によってどんどん結び付けられていき、
誰かのアイディアに誰かの観察が加わって、別の誰かの電撃的なひらめきになり、
それに皆さんが動かされて、さらに物語が進んでいく……、
目の前で展開していく生のドラマを、現場監督として鑑賞できた僕こそが、
もっとも贅沢な経験をさせていただいていたのかもしれません。
楽しかったよね!(キリッ)
手帳の最後のページは、ひとつめの「絵画」の謎を解くと進める、
奥の部屋の中の死体が握っていました。
死体の写真は差し控えましょう。
アワジックホラーの本領発揮というべき作品で、
実にリアルな肉塊であったことは皆様の記憶にも鮮明なはずであります。
手帳の最後のページに、死体が握っていた紙切れをつき合わせると、
「魔女に見られないためには、姿を隠すための魔法のマントが必要だ」
という内容が書かれているのが分かります。
「目印は、魔女の天敵である蜂のマーク」。
室内をよく探すと、部屋の真ん中にどどんと置いてあるテーブルに、
ひろびろと掲げてある黒いテーブルクロスの端に、その目印が見つかります。
最重要アイテムは、最初から目の前にあったわけです。
ちなみに、手帳の裏表紙は、

このようになっています。
この謎を解くと、呪文を手に入れるための重要なアイテムが手に入ります。
では、特に午後の部の皆さんが最後まで手こずった謎を提示して、今日はここまでとしましょう。

手帳のページの中に、
「さっき落とし穴に落とされた若い女は、何かに気付いた様子だった。
話を聞く間もなく、やられてしまったけど……」
というメモがあります。
落とし穴の中を覗き込んで、よーくよーく目をこらすと、
中で倒れている女性の手元に、彼女が書き遺したらしい、
「the note」という血文字が見えます。
さて、
これはいったい何を意味するのか。
この謎は難易度が高く、
12月のプレ・イベントの時は、この謎のせいでゲームオーバーとなったと言っても
過言ではなかったとおもいます。
そのためヒントを新たに増やして配置したのですが、
午後の部の方はそれに気づくのが遅れたせいで、
実に多様な名推理と迷推理が生まれましたね!
答を知っている僕さえ、拍手したい気持ちを抑えるのが大変なくらい、
実に白熱した、密度の濃いラスト十分でした。
参加していない、この謎の答えをまだ知らない皆さん、
是非ノーヒントで、この謎を解いてみてください。
(・・・とは言え、ここまででも12月よりはヒントが増えているよね・・・)
ずいぶん長くなってしまいました。
それでは、またそのうち。
(理知担当:雨)
『赤き晩餐に魔女は笑う』おさらい。1
さて。
淡路島ミステリーゲーム第一回『赤き晩餐に魔女は笑う』にご参加くださった皆様、
しばらくぶりです。理知担当、雨です。
あれから三週間が経過しました。みなさん、いかがお過ごしですか?
あのゲームの一時間を越すようなワクワクを抱えて、日々を送られていますか?
「毎日充実して楽しい!」「あんなゲーム、俺の日常の興奮の比じゃないぜ」という方は、
とても幸せだとおもいます。
ちょう羨ましい。僕もあのドキドキを毎日味わって暮らしたいものです。
「毎日あんなんじゃ身が持たないけど、たまの休みならまた味わいたいよね」
「まずまず楽しめた。また参加を考えてやってもいいけど?」というややツンデレの皆さん、
はたまた今回は参加を見送られたみなさん、
そもそも開催時ぜんぜん知らなかった、興味がなかったぜ、というみなさんも、
きっといらっしゃると思います。
そんな方々のために、まあ過ぎたことではあるんだけど、ちょっと楽しかった思い出を反芻してみましょう。
僕たちと皆さんで作り上げたあのゲーム、
『赤き晩餐に魔女は笑う』とは、いったいどんなものだったのか?
思い出してニヤニヤするもよし、次回参加を検討している人は予習するもよし、
次に誰かを誘うときの説明用にしてもよし。
ゲームの流れをざっくり追いつつ、僕も裏話などをしていきたいと思います。
まず、開場時間に集ってくれた皆さんの手元には、最初にこれが配られましたね。

「『僕』の手紙」です。
ゲームのスタート前に、この手紙と一緒に勝利条件がアナウンスされました。
「60分以内に、会場内にちりばめられた謎を解き、『最後の鍵』に触れること」。

ゲームスタート前にこの手紙を熟読しておくだけで、
実はゲームの謎の主要部分が解ける仕組みになっていました。
無事に館からの生還を果たしたみなさんはもうご存知ですね。
この「手紙」、
実は皆さんより以前にこの晩餐に招待され、あえなく「彼女」に「■され」てしまった、
「僕」の手帳からの引用です。
これと同じ文句が書かれた「手帳」の実物が会場内に落ちていました。
中を見ればわかることですが、この手帳はページが何枚も破られていて、
会場内のあちこちに隠されています。
この失われたページを探すのが、最初の作業となったわけですね。
午前の回の人は、「隠されたこの手帳」をゲームのしょっぱなに何気なく動かしてしまったせいで、
「拾って、しゃがんだまま読」むことができなくなり、
「正面に見える黒い菱形」を見つけられなくなって、一苦労でしたよね。
午前の回には紛らわしい格好をした「屋敷しもべ妖精」もいたので、
愉快な混乱が起きていました(笑)
その後、「黒い菱形」というヒントだけを頼りに「贈り物」を見つけ出したのは
まさに観察力と根気の勝利でありました。
逆に午後の回の人は、かなり最初の段階で、
正確に「黒い菱形」の位置を推測の上見つけ出して、「贈り物」を手にしました。
あまりの作業の速さに、僕をはじめスタッフ一同は内心冷や汗でありました。
手帳の破られたページを集めていくと、
「最後の鍵は部屋の中にはない」ことがわかります。
部屋から出るには鍵が必要。
でもその鍵は部屋の中にない。
どうする?
というのが、序盤最大の謎であります。
まあ、実際のゲームでは、
これはほとんど問題にならないうちにさらっと突破されてしまいましたね。
(続く!)
淡路島ミステリーゲーム第一回『赤き晩餐に魔女は笑う』にご参加くださった皆様、
しばらくぶりです。理知担当、雨です。
あれから三週間が経過しました。みなさん、いかがお過ごしですか?
あのゲームの一時間を越すようなワクワクを抱えて、日々を送られていますか?
「毎日充実して楽しい!」「あんなゲーム、俺の日常の興奮の比じゃないぜ」という方は、
とても幸せだとおもいます。
ちょう羨ましい。僕もあのドキドキを毎日味わって暮らしたいものです。
「毎日あんなんじゃ身が持たないけど、たまの休みならまた味わいたいよね」
「まずまず楽しめた。また参加を考えてやってもいいけど?」というややツンデレの皆さん、
はたまた今回は参加を見送られたみなさん、
そもそも開催時ぜんぜん知らなかった、興味がなかったぜ、というみなさんも、
きっといらっしゃると思います。
そんな方々のために、まあ過ぎたことではあるんだけど、ちょっと楽しかった思い出を反芻してみましょう。
僕たちと皆さんで作り上げたあのゲーム、
『赤き晩餐に魔女は笑う』とは、いったいどんなものだったのか?
思い出してニヤニヤするもよし、次回参加を検討している人は予習するもよし、
次に誰かを誘うときの説明用にしてもよし。
ゲームの流れをざっくり追いつつ、僕も裏話などをしていきたいと思います。
まず、開場時間に集ってくれた皆さんの手元には、最初にこれが配られましたね。

「『僕』の手紙」です。
ゲームのスタート前に、この手紙と一緒に勝利条件がアナウンスされました。
「60分以内に、会場内にちりばめられた謎を解き、『最後の鍵』に触れること」。

ゲームスタート前にこの手紙を熟読しておくだけで、
実はゲームの謎の主要部分が解ける仕組みになっていました。
無事に館からの生還を果たしたみなさんはもうご存知ですね。
隠されたこの手帳を拾って、しゃがんだまま読んでいるきみ。
そのままそっと顔を上げて、部屋の全体を見渡すんだ。
左手の絵画には意味がある。
右手の落とし穴に気をつけろ。
正面に見える黒い菱形の真裏に、僕からの贈り物を残しておく……。
この「手紙」、
実は皆さんより以前にこの晩餐に招待され、あえなく「彼女」に「■され」てしまった、
「僕」の手帳からの引用です。
これと同じ文句が書かれた「手帳」の実物が会場内に落ちていました。
中を見ればわかることですが、この手帳はページが何枚も破られていて、
会場内のあちこちに隠されています。
この失われたページを探すのが、最初の作業となったわけですね。
午前の回の人は、「隠されたこの手帳」をゲームのしょっぱなに何気なく動かしてしまったせいで、
「拾って、しゃがんだまま読」むことができなくなり、
「正面に見える黒い菱形」を見つけられなくなって、一苦労でしたよね。
午前の回には紛らわしい格好をした「屋敷しもべ妖精」もいたので、
愉快な混乱が起きていました(笑)
その後、「黒い菱形」というヒントだけを頼りに「贈り物」を見つけ出したのは
まさに観察力と根気の勝利でありました。
逆に午後の回の人は、かなり最初の段階で、
正確に「黒い菱形」の位置を推測の上見つけ出して、「贈り物」を手にしました。
あまりの作業の速さに、僕をはじめスタッフ一同は内心冷や汗でありました。
手帳の破られたページを集めていくと、
「最後の鍵は部屋の中にはない」ことがわかります。
部屋から出るには鍵が必要。
でもその鍵は部屋の中にない。
どうする?
というのが、序盤最大の謎であります。
まあ、実際のゲームでは、
これはほとんど問題にならないうちにさらっと突破されてしまいましたね。
(続く!)
淡路島ミステリーゲーム第一回「赤き晩餐に魔女は笑う」盛況のうちに幕。
本日、淡路島ミステリーゲーム第一回「赤き晩餐に魔女は笑う」を開催、無事終幕いたしました。
参加してくださったお客様がた、ご協力いただいたボランティアスタッフの皆さん、
そのほか開催までの道のりでご尽力くださって皆さま方に、
あらためて感謝を。
ありがとうございます。ほんっとうに。
こんばんは、理知担当の雨です。
本日、お客様にアンケートにご回答いただいたんですが
「どこが特に良かったですか」という項目の
「謎解き」「シナリオ」にマルがついているとひたすらニヤニヤします。
「特殊メイク」にマルがついていると
アワジックホラーのお二人のほうを見ながらニヤニヤします。
何を見てもニヤニヤします。
お客さんにも、ボランティアスタッフの人にまで「楽しかった!」と言ってもらえて
僕はたいへん幸せです。
僕はたいへん幸せです。
12月にプレイベントをしたときは、
登場人物が四人おりまして、今回より謎が多くヒントが少なく、
残念ながらバッドエンドに終わりました。
それから、プレイベント参加者の皆さんのご意見ご感想をほじくり倒し、
難易度の細かい調整をして、今回開催の運びとなったわけです。
今回参加の皆様には、
ギリギリまで謎を解く楽しみを味わっていただけたものと自負いたします。
でも正直、もうちょっと難しくても大丈夫だよね。
近いうちに写真を整理して、
今回のゲームの「シナリオ」そして「謎解き」を
ゲームに参加なさらなかった方にもわかるようにUPするつもりです。
次回以降、「また参加したい」と思ってくださった皆様、
「興味はあったけど、よくわからんし見送った」という皆様、
お友達への宣伝に、また自分用の予習に、どうぞご活用ください。
さて、ゲーム本編のことはさておいて、忘れないうちにコメントしておきたいのは、
午前、午後の二回とも、本棚にあった乙一『The Book』を開いて
「ジョジョやん!!」と突っ込んでくれたお客様がいたことです。
僕の趣味です。すみません。
同じく本棚にあった桜庭一樹『ばらばら死体の夜』は、
僕が電車で読もうと思って荷物に入れていただけのアイテムです。
しおりの入ってる位置とか関係ありませんでした。すみません。
桜庭一樹ならそれこそ『GOSICK』シリーズがミステリー的にもゴシック的にもドンピシャなのですが
もう絶版になっている富士見ミステリー文庫でしか持ってなくて、
ちょっと展示できませんでした。すみません。
今日のお客様なら、『GOSICK』は楽しんでいただけるはずなので、
角川文庫/ビーンズ文庫から出ている新装版を是非。
あと、
「この部屋、妙に蝶が多いなぁ……?」
と呟いていらしたお客様、
あれはT女史の趣味です。
あとは、あの館の主人は実は蜘蛛だったという設定なので、
好物のちょうちょがいっぱい配置されていたのです。
進行役のメイドさんも、もとは蝶だったという設定でした。
彼女が持ってた鍵にも、蝶のキーホルダーがついてたでしょ。
それから、「あのタマネギ絶対なんかあると思う」とおっしゃっていたお客様、
惑わせてすみません。
室内にあった「お香」「タマネギ」「カーネーション」そして「千鳥」を含む「お菓子」類は
すべて淡路島の特産品です。
「淡路島ミステリーゲーム」なので、淡路島っぽさを出そうかと思って。
でも「島千鳥」は、リアルにメイド役の彼女の好物です。
前回僕が「執事」としてメイドと同じ役回りを務めた際には
あんなにも数多くの千鳥は登場せず、単なる「鳥の形のお菓子」という位置づけでした。
今回は、お客様方が自然に「千鳥が」「千鳥を」と言いながら
手に手に取って下さったのが印象的でした。
ウェスティンホテル淡路のオンラインショップをはじめ、
ジャスコ新洲本ショッピングセンター、長手長栄堂堀端本店でも買うことができます。
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いやいや、ちょっと今日はこれくらいにしておこう。
改めまして、
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
ご協力くださった皆様、ほんとに感謝しております。
足を運んでいただいたのに、満員につき参加をお断りした皆様、
申し訳ありませんでした。次はぜひ。
では、今宵はこのあたりで。
(雨)
参加してくださったお客様がた、ご協力いただいたボランティアスタッフの皆さん、
そのほか開催までの道のりでご尽力くださって皆さま方に、
あらためて感謝を。
ありがとうございます。ほんっとうに。
こんばんは、理知担当の雨です。
本日、お客様にアンケートにご回答いただいたんですが
「どこが特に良かったですか」という項目の
「謎解き」「シナリオ」にマルがついているとひたすらニヤニヤします。
「特殊メイク」にマルがついていると
アワジックホラーのお二人のほうを見ながらニヤニヤします。
何を見てもニヤニヤします。
お客さんにも、ボランティアスタッフの人にまで「楽しかった!」と言ってもらえて
僕はたいへん幸せです。
僕はたいへん幸せです。
12月にプレイベントをしたときは、
登場人物が四人おりまして、今回より謎が多くヒントが少なく、
残念ながらバッドエンドに終わりました。
それから、プレイベント参加者の皆さんのご意見ご感想をほじくり倒し、
難易度の細かい調整をして、今回開催の運びとなったわけです。
今回参加の皆様には、
ギリギリまで謎を解く楽しみを味わっていただけたものと自負いたします。
でも正直、もうちょっと難しくても大丈夫だよね。
近いうちに写真を整理して、
今回のゲームの「シナリオ」そして「謎解き」を
ゲームに参加なさらなかった方にもわかるようにUPするつもりです。
次回以降、「また参加したい」と思ってくださった皆様、
「興味はあったけど、よくわからんし見送った」という皆様、
お友達への宣伝に、また自分用の予習に、どうぞご活用ください。
さて、ゲーム本編のことはさておいて、忘れないうちにコメントしておきたいのは、
午前、午後の二回とも、本棚にあった乙一『The Book』を開いて
「ジョジョやん!!」と突っ込んでくれたお客様がいたことです。
僕の趣味です。すみません。
同じく本棚にあった桜庭一樹『ばらばら死体の夜』は、
僕が電車で読もうと思って荷物に入れていただけのアイテムです。
しおりの入ってる位置とか関係ありませんでした。すみません。
桜庭一樹ならそれこそ『GOSICK』シリーズがミステリー的にもゴシック的にもドンピシャなのですが
もう絶版になっている富士見ミステリー文庫でしか持ってなくて、
ちょっと展示できませんでした。すみません。
今日のお客様なら、『GOSICK』は楽しんでいただけるはずなので、
角川文庫/ビーンズ文庫から出ている新装版を是非。
あと、
「この部屋、妙に蝶が多いなぁ……?」
と呟いていらしたお客様、
あれはT女史の趣味です。
あとは、あの館の主人は実は蜘蛛だったという設定なので、
好物のちょうちょがいっぱい配置されていたのです。
進行役のメイドさんも、もとは蝶だったという設定でした。
彼女が持ってた鍵にも、蝶のキーホルダーがついてたでしょ。
それから、「あのタマネギ絶対なんかあると思う」とおっしゃっていたお客様、
惑わせてすみません。
室内にあった「お香」「タマネギ」「カーネーション」そして「千鳥」を含む「お菓子」類は
すべて淡路島の特産品です。
「淡路島ミステリーゲーム」なので、淡路島っぽさを出そうかと思って。
でも「島千鳥」は、リアルにメイド役の彼女の好物です。
前回僕が「執事」としてメイドと同じ役回りを務めた際には
あんなにも数多くの千鳥は登場せず、単なる「鳥の形のお菓子」という位置づけでした。
今回は、お客様方が自然に「千鳥が」「千鳥を」と言いながら
手に手に取って下さったのが印象的でした。
ウェスティンホテル淡路のオンラインショップをはじめ、
ジャスコ新洲本ショッピングセンター、長手長栄堂堀端本店でも買うことができます。
スポンサー募集してます。(宣伝)
いやいや、ちょっと今日はこれくらいにしておこう。
改めまして、
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
ご協力くださった皆様、ほんとに感謝しております。
足を運んでいただいたのに、満員につき参加をお断りした皆様、
申し訳ありませんでした。次はぜひ。
では、今宵はこのあたりで。
(雨)
あと1日。
と、いいますか、あと5分です。
もう、本日です。
いよいよでございます。
おかげさまで20名のお客様にご予約頂きました。
この場を借りてお礼申し上げます。
皆さまに満足していただけるよう、最後までがんばります。
アワジックホラー♪ぷりん
もう、本日です。
いよいよでございます。
おかげさまで20名のお客様にご予約頂きました。
この場を借りてお礼申し上げます。
皆さまに満足していただけるよう、最後までがんばります。
アワジックホラー♪ぷりん